○○はここの文化だから文句があるなら国を出ろ

フィリピン人は基本的に、時間も約束も守りません。
「基本的に」と書いたのは、フィリピン人の中でも5%くらい、約束も時間も守る良識的な人たちがいるので、その人たちを保護するためです。

フィリピンに住んで2年ほどになりますが、これだけは本当に、生理的に受け入れられません。

余談ですが、私はアメリカにも6年間住んでいました。
最後の最後まで受け入れがたかったのは「チップ文化」です。

レストランなんかでは「料理の原材料費、調理費」+「それを運んでくれたサービス代(チップ)」を払ったんだ、と自分を納得させていましたが、美容室のチップとかはもう意味不明でした。

カット代は「髪をカットしてくれた労力と技術料」。じゃあ、チップは??
チップ払ってもいいけど、さっき払ったカット料金は一体どこに行ったのでしょう?

でも、最終的には郷に入れば郷に従えでアメリカの文化として受け入れました。

話はそれましたが、同じようにフィリピンの遅刻・ドタキャンを「文化」だと主張する人たちがけっこういます。まわりの人間が言ってるならまだしも、遅れた張本人が「文化に慣れていかないとね~」とか悪気もなく言ったりします。

アメリカのチップは歴史とともに築かれた文化ですが、はっきり言ってフィリピンの遅刻・ドタキャンは文化でも何でもない、単に「教養の低い連中による失礼極まりない、相手への尊敬の欠片などもない行為」なんです。

私は人と待ち合わせをしたら、その日のその時間までに他の予定を入れずに準備をしますし、現地に遅れずに到着します。
到着後、「遅いな、まだかな?」と連絡を入れたら「あ、やっぱ今日行かないわ」とか「じゃあ今から起きてシャワーしてから出かけるわ」とかされたらどれだけの損害が出るか、遅れる人たちは想像したことがあるんでしょうか。

フランスの15~30分遅刻くらいなら、それはまったりとした時間感覚の文化とも言えるでしょう。
ほぼ100%遅刻、ましてや当日バックレなんぞ文化なんかではないです。単に舐められてるんです。

文化と言い張るならば、仕事でもそれをやってみたらどうでしょうか?
見ているとフィリピン人は意外と仕事には遅れずに来ますし、休む際には連絡を入れてきます。
なぜなら、それをしないと職を失い、食い扶持を無くすからです。つまり、やれば出来るんです。

文化と言い張るならば、安倍首相がマニラに来た際にドゥテルテ大統領が「あ、やっぱ今日気分乗らないから会談中止ね。ここはフィリピンだから郷に入れば郷に従えね。安倍、突っ立って外で待ってろや」ってやってみればいかがでしょうか?出来ますか?出来るもんなら国際社会の場で日本相手にやってみろよ。

大多数がしている愚行を文化と定義するならば、痴漢は日本の文化ですので痴漢されても文句言わずに黙ってろ。嫌なら日本出て行け。過労死は日本の文化ですので残業代とか請求せずにそのままうつ病になって死んどけ。こう言ってるのと同じです。

自分たちの愚行を正当化したいがためにバカの一つ覚えで「○○はここの文化だから文句があるなら国を出ろ」というセンテンスを繰り返し使って論破した気になってる方たちがけっこう居ますが、まったく論破できてないどころか短絡的思考を公表しているようなもんですから止めた方がいいです。

結局自分たちの間違ったことを指摘され、それを変えることも出来ないので、指摘した相手を国から追い出せばとりあえずのところ文句言われないだろう、というどうしようもねぇ思考法なんです。

人種差別は長い間アメリカの”文化”でした。今でも人種差別は残っているものの露骨に黒人は白人と同じトイレを使えない、といったことはなくなりました。これは、人々の愚行を”文化”という短絡的思考で終わらせず、声をあげた人たちがいたからです。

ごくまれに「これはフィリピンの文化なんだから… 郷に入れば…」とか洗脳されて頑張ってる日本人もいますが、そういう方たちは目を覚ました方がいいと思います。本当にフィリピンが好きならば、先進国の我々が相手に敬意を払うことの大切さや、約束を守らないことで失う信頼の不利益さを教えてあげるべきなんではないでしょうか?

私はそう思ってます。

ほい、以上。

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